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皆さんこんにちは!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
きゅうり・ゴーヤー・いんげんなどの栽培・販売を行っている
大城農園、更新担当の富山です。
今回は、豊見城市のトマトがどのように広まり、発展してきたのか――その「歴史」に迫ります。
トマトの原産地は南米アンデス地方といわれています。
日本には江戸時代に伝わったものの、当時は「観賞用」として育てられることが多く、食材として定着するのは明治以降でした。
沖縄に本格的にトマト栽培が導入されたのは戦後。
アメリカ統治下の食文化の影響もあり、徐々に野菜としての認知度が高まりました。
温暖な気候がトマト栽培に適していたことから、沖縄県各地で少しずつ栽培が始まったのです。
豊見城市は戦後から現在にかけて、農業が地域の大きな基盤となってきました。
サトウキビや葉野菜の栽培が中心でしたが、昭和40年代に入り「トマト」に注目する農家が増え始めます。
理由は大きく2つ👇
冬でも比較的温暖な気候 → 他地域より早く出荷でき、市場価値が高まる
都市近郊という立地 → 那覇や空港に近く、流通がスムーズ
こうした条件を生かし、豊見城市は「沖縄県内でも有数のトマト産地」として歩みを進めていきました。
昭和後期から平成にかけては、台風や長雨による被害を避けるため、 ビニールハウス栽培 が主流に。
これにより、安定した品質と収穫量が確保され、「豊見城のトマト=安定して美味しい」という評価が広がりました。
さらにハウス内での水分管理・肥料調整により、糖度の高い「フルーツトマト系」も栽培されるようになり、消費者から高い人気を得るようになったのです。
平成以降、農家は「ただ作る」から「ブランド化」へと意識を変えていきます。
見た目の均一性や艶感
甘みと酸味のバランス
安全・安心の栽培方法
これらを追求することで、「豊見城市のトマトは信頼できる」というイメージが定着しました。
観光客が直売所や空港でトマトを購入する姿は、この努力の成果といえるでしょう。
令和に入ってからは、環境にやさしい栽培方法やスマート農業の導入など、新たな挑戦が始まっています。
かつては地域の小さな取り組みだったトマト栽培が、今では 沖縄を代表する農産物のひとつ へと成長しました。
📌 まとめ
豊見城市のトマトの歴史は、
戦後に始まった小規模な栽培
ハウス栽培による品質向上
農家の努力によるブランド化
といったステップを経て、今の姿につながっています。
次回もお楽しみに!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
きゅうり・ゴーヤー・いんげんなどの栽培・販売を行っております。
お気軽にお問い合わせください。