新緑がまぶしい季節、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
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皆さんこんにちは!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
きゅうり・ゴーヤー・いんげんなどの栽培・販売を行っている
大城農園、更新担当の富山です。
目次
豊見城市では通常のトマトだけでなく ミニトマト も盛んに栽培されています。
見た目は小粒ですが、甘さと栄養はギュッと凝縮。
特に冬から春にかけてのシーズンは、直売所やスーパーで色鮮やかなミニトマトが並びます。
フルーツのような甘み 🍬
皮が薄く食べやすい 👌
ビタミンCやリコピンが豊富 💪
「野菜が苦手なお子さんでも食べやすい!」と好評で、お弁当やおやつ代わりに重宝されています。
そのままポリポリ「おやつ感覚」で🍭
ピクルスにして保存食に🥒
モッツァレラチーズと合わせて「カプレーゼ」🧀
冷製パスタに加えて爽やかに🍝
BBQの串焼きで彩りアップ🍖
料理の彩りを加えるのにも最適で「食卓を明るくしてくれる野菜」として人気です。
豊見城市のミニトマト農家は、甘みを引き出すためにこんな工夫をしています👇
水や肥料の量を調整し、糖度をコントロール。
温度・湿度管理を徹底したハウス栽培。
品種改良や病害虫対策を常に研究。
その努力の積み重ねが「外れのない美味しさ」を実現しています。
観光で訪れる方にとっても、豊見城市のミニトマトは魅力的なお土産。
「ホテルで食べたら美味しくて、帰りに空港で買った!」という観光客の声もあるほど。
📌 まとめ
豊見城市のミニトマトは、農家さんの知恵と情熱が詰まった“小さな宝石”。
甘み・栄養・彩りを兼ね備え、毎日の食卓を楽しくしてくれる存在です。
次回もお楽しみに!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
きゅうり・ゴーヤー・いんげんなどの栽培・販売を行っております。
お気軽にお問い合わせください。
皆さんこんにちは!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
きゅうり・ゴーヤー・いんげんなどの栽培・販売を行っている
大城農園、更新担当の富山です。
目次
沖縄県南部に位置する 豊見城市(とみぐすくし) は、那覇空港から車でわずか10分ほど。
観光アクセスの良さと、農業の盛んな地域として知られています。特に トマト は、市を代表する農産物のひとつ。
沖縄は本州に比べて冬も温暖で、日照時間も長いため、トマト栽培にぴったりの環境が整っています。
ハウス栽培が主流で、安定した品質と収量が実現できるのも大きな特徴です。
沖縄の太陽を浴びて育った豊見城市のトマトは、全国の市場や飲食店からも評価が高いです。
その秘密は次の3つ👇
甘みの強さ
日射量が多く、気温差の小さい沖縄の気候が、糖度を高める要因になっています。
酸味との絶妙なバランス
甘みだけでなく、程よい酸味があるので後味はスッキリ。サラダや加熱料理でも味がしっかり引き立ちます。
フレッシュな香りとみずみずしさ
朝採れトマトは特に香りがよく、果肉の張りも抜群。「そのままかじっても美味しい」と評判です。
フレッシュサラダ:冷やしてカットするだけでごちそうに✨
トマトソース:煮込むと甘みと旨味が濃縮され、パスタやピザにぴったり。
スープや煮込み:ミネストローネやシチューでコクをプラス。
トマトジュース:ビタミン・リコピンが手軽に摂れる健康ドリンク。
地元のスーパーや直売所では、朝採れのフレッシュなトマトが手に入ります。
観光客にも人気で「お土産に買って帰る」という人も多いんですよ😊。
豊見城市では「農業まつり」や「直売イベント」などで地元産トマトが大々的に紹介されます。
農家さんが直接販売する場では、新鮮さはもちろん「育て方のこだわり」や「おすすめの食べ方」を聞けるのも魅力。
📌 まとめ
沖縄県豊見城市のトマトは、自然環境と農家さんの努力が生み出す“南国の恵み”。
甘みと酸味のバランスが絶妙で、食卓を彩る万能野菜です。
次回もお楽しみに!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
きゅうり・ゴーヤー・いんげんなどの栽培・販売を行っております。
お気軽にお問い合わせください。
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沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
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大城農園、更新担当の富山です。
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近年、農業を取り巻く環境は大きく変化しています。
気候変動🌡、人口減少、後継者不足、資材価格の高騰…
農家にとって簡単な時代ではありません。
しかし、こうした課題は 新しい農業の形をつくるチャンス でもあります。
一般的な市場での例を基に説明していきます。
私たちは 「持続可能で進化し続ける農業」 を目指し、日々挑戦しています!
従来の農業では、天候に大きく左右されるのが当たり前でした。
しかし、今は温度・湿度・日射量を自動制御できるシステムを導入し、
パッションフルーツにとって最適な環境を保つことが可能に。
これにより、品質の安定化・収穫量アップ・病害リスク低減が実現しました。
さらに、データの蓄積によって「この気候ならこう対策」という精度の高い農業が可能になります。
広大な農園を人力で管理するのは時間も労力もかかります。
そこで活躍するのがドローン!
上空から病害虫の発生状況や生育ムラを確認し、肥料や水を最適化することで、
これまで数日かかっていた作業が、たった数時間で完了します。
精密な農業=“スマート農業”は、労働力不足の解決策としても期待されています。
「農業はきつい」「後継者がいない」そんな声をよく耳にします。
でも、私たちは農業を**“かっこいい職業”に変えていきたい!
そのために、若手農業者のための体験型スクールやオンライン講座**も増えていっています。
SNS発信や農業イベントを通じて、農業をもっと身近で魅力的にすることも私たちの使命です。
沖縄の恵みを、これからの世代にも届けたい。
そのためには、**「伝統」+「最新技術」**の融合が欠かせません。
・自然に寄り添った栽培方法を大切にすること
・スマート農業を導入し、効率と品質を高めること
・地域と一体になって、次の担い手を育てること
こうした取り組みを通じて、**“美味しい実り”と“人の笑顔”**を守り続けます。
パッションフルーツを通じて、もっとたくさんの人に「沖縄の豊かさと元気」を届けたい—
その想いが、私たちの原動力です。
パッションフルーツは、ただの果物ではありません。
その裏には、農家の情熱、自然との共生、そして未来を見据えた努力があります。
「沖縄の味をもっとたくさんの人に」
その夢を叶えるため、私たちはこれからも挑戦を続けます!
次回もお楽しみに!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
きゅうり・ゴーヤー・いんげんなどの栽培・販売を行っております。
お気軽にお問い合わせください。
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沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
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大城農園、更新担当の富山です。
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「パッションフルーツってどうやって食べるの?」という質問、よくいただきます。
そこで今回は、農家ならではの “美味しい食べ方と簡単アレンジレシピ” をたっぷりご紹介します。
パッションフルーツは、半分にカットしてスプーンですくって食べるのが一番シンプルで美味しい方法。
甘酸っぱい香りと、プチプチとした種の食感が楽しめます。
「そのままじゃちょっと酸っぱいかも?」という方は、少しだけハチミツをかけるとまろやかな甘さに。
パッションフルーツは、アレンジ次第でいろいろな料理や飲み物に大変身!
🥄 1. ヨーグルトにのせてヘルシー朝食
朝のヨーグルトにひとさじ加えるだけで、爽やかな南国スイーツに♪
ビタミンCや食物繊維も摂れるので、美容と健康にうれしい一品です。
🥂 2. 炭酸水で割ってトロピカルソーダ
パッションの果肉と果汁をグラスに入れ、炭酸水を注げば完成!
ほんのり甘くて香り豊か、夏にぴったりの爽やかドリンクです。
🍷 3. 白ワインと合わせて“大人のデザート”
グラスに白ワインを注ぎ、パッションフルーツをトッピング。
甘酸っぱさと芳醇な香りがマッチして、ちょっと贅沢な時間にピッタリ!
毎年、我が家で作っているのが パッションフルーツジャム。
作り方はとても簡単!
果肉を取り出して、砂糖と一緒にコトコト煮詰めるだけ。
トーストはもちろん、アイスクリームやパンケーキとも相性抜群です。
パッションの香りで、朝から幸せな気分になれますよ♪
次回もお楽しみに!
沖縄県豊見城市を拠点にトマト・パッションフルーツ・島らっきょう・
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大城農園、更新担当の富山です。
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まもなく7月。
梅雨が明けて、豊見城の空が一気に夏の色に変わるころ――
私たちのパッションフルーツ農園にも、“いよいよこの季節がやってきた!”という熱気が広がります。
そう、**収穫のシーズンです!!**🌿
パッションフルーツは、実が自然に落ちることで「今がちょうどいいよ~」と教えてくれます。
熟すと、表面が少ししわしわになってくる
香りがふわっと強くなる
落ちたばかりの実は、とってもジューシー!
もちろん、落下前に状態を見て収穫することもありますが、自然に落ちた実は特に甘くて美味しいものが多いんです♪
収穫したパッションは、まずひとつずつ丁寧に布で拭き取って、状態をチェックします。
傷や打ち身がないか
色味や香りの良さはどうか
贈答用にふさわしいかどうか…
一見地味な作業ですが、私たちがいちばん神経を使う工程のひとつ。
「大切な人に贈られるかもしれない」という気持ちで、まるで宝石を扱うように手をかけています。
パッションは段ボールやギフトボックスに入れて全国へ発送されます。
中には、お中元やお祝い、誕生日など、特別な日の贈り物として選ばれることも多いです。
だからこそ、箱を開けた瞬間の「わぁ、きれい!」という感動を想像して、整列の向きや緩衝材の色合いにまで気を配っています。
「箱を開けたとたんに、トロピカルな香りがふわっと広がって感動しました」
「一粒一粒がつやつやしてて、見た目でも癒された」
「甘酸っぱくてクセになりそう!リピート決定です」
――こんな声をいただくたびに、汗だくで収穫したことも、日焼けした腕も、すべてが報われるような気持ちになります😊
収穫はゴールではなく、また次の“育てる”サイクルのスタートでもあります。
でもその合間の、ほんの数週間の「実りの季節」は、農家にとって一年で一番うれしい瞬間です。
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
大城農園、更新担当の富山です。
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沖縄県豊見城市から、パッションフルーツ農園の現場よりお届けしています🍍
今回は一般的な市場での例を基に「パッションフルーツの品種」について、ちょっとマニアックだけど面白いお話を♪
「パッションフルーツって、あの甘酸っぱくて香りの強い果物でしょ?」
――そう、そのとおり!でも実は、一口にパッションといっても、色や形、味わいに個性豊かな品種があるんですよ!
これは一番よく目にする、ツヤのある濃い紫~黒色のパッションです。
甘酸っぱさのバランスが良く、香りがとっても華やか
手のひらサイズで、そのままスプーンで食べるのにぴったり
熟すと皮がしわしわになるのが特徴!
まさに“王道”のパッションですね。初めて食べる方にもおすすめ!
こちらはやや大きめのサイズ感で、皮の色は鮮やかな黄色。
酸味がまろやかで、甘みを引き立てる軽やかさ
ジュースやジャム、ゼリーなどの加工用としても大人気!
見た目もパッと明るく、夏らしいフルーツです
酸っぱいのが苦手な方や、お子様にも食べやすい味わいです♪
最近は、各地の農業試験場で開発された新品種も登場しています。
大玉系:通常の1.5倍以上!見応えも満点◎
低酸系:より甘さが際立つマイルドタイプ
耐病性に優れたものや栽培期間を短縮した早生種も!
私たちの農園でも、こうした品種を少しずつ導入していく可能性があります。
「紫のほうが香りが強い!」「黄色のはジュースにしても最高!」と、リピーターさんの声も多数。
沖縄の太陽の下、それぞれの品種が個性を持って育っています。
食べ比べを通して、「自分はこのタイプが好き!」という発見があると、フルーツとの付き合い方ももっと楽しくなりますよ✨
ぜひ、当農園のパッションで“あなたの推し”を探してみてくださいね!
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
大城農園、更新担当の富山です。
目次
パッションフルーツがよく育つかどうか――
その鍵は「どこで育てるか」に大きく左右されます。
私たちは長年、ここ沖縄でパッションを育ててきて、「この島の気候こそ、パッションにとって最高のパートナーだ」と確信しています🌺
もちろん、楽なことばかりではありません。
台風、高湿度、塩害…。自然はときに厳しい顔も見せます。
でもそれを理解し、工夫し、受け入れ、寄り添うことで、果実は強く、香り高く、美味しく育つのです🍈
沖縄の魅力のひとつは、なんといっても日照時間の長さと強さ。
私たちの畑がある地域でも、年間を通して晴れの日が多く、特に春〜夏にかけては、朝6時すぎにはもう空が白んで、18時を過ぎても夕陽が空を照らしています🌅
この光こそが、パッションフルーツにとって最大のごちそう。
果実の糖度は、光合成によって生まれます。
葉がしっかり太陽を浴び、栄養分を作り、果実に送っていく。その積み重ねで、あの甘酸っぱさが生まれるんです🍬
私たちはこの太陽の恩恵を最大限活かすために、ツルの張り方、葉の向き、支柱の配置まで考え抜きます。
「どの葉に、いつ、どの角度で日が当たるか」
そんな細かいことが、収穫の味を左右するんですよ。
沖縄は年間を通して湿度が高め。
これがまた、パッションフルーツの花や果実の成長にとって絶妙に良い条件なんです。
例えば、乾燥した地域だと、花がうまく開かなかったり、実が小さくてカチカチになったりしがち。
でも沖縄の湿潤な空気は、ゆっくりじっくりと果実を成熟させ、あの“とろけるような果肉”を育ててくれます🍮
ただし――湿度が高すぎると、病気のリスクも上がります。
そこで力を発揮するのが、**島ならではの「海風」**です🌊
潮を含んだ風は葉を乾かし、蒸れを防ぎ、虫やカビの発生を抑えてくれる。
もちろん塩害が出ないよう、潮風の吹く方向に対してネットや防風林を活用する必要がありますが、この風があるからこそ、私たちの畑は健やかに保たれているんです🍃
自然の恵みには、必ず裏と表がある。
農業はそれを見極め、活かす知恵の積み重ねでもあります。
沖縄の農業にとって最大の天敵――
それが、台風です🌀
毎年、6月から10月ごろにかけて、1〜3回は必ず台風がやってきます。
勢力によっては、風速40メートルを超えることもあり、畑に甚大な被害をもたらします。
パッションフルーツのツルは柔らかく、支柱も軽めのものが多い。
だから風の直撃を受けると、
・ツルがちぎれる
・果実が落ちる
・支柱が倒れる
・ネットが破れる
そんなリスクが一気に高まります。
私たちは毎年、台風シーズンに入る前に、以下の対策を徹底します:
✅ 支柱をより太く・深く打ち直す
✅ ネットを二重に張って、風を逃がす構造にする
✅ 結実している果実は一つ一つ、専用のバンドで吊り下げて固定
✅ 防風ネットや簡易ハウスの点検と補修
✅ 台風接近前には、花芽をあえて切って“実の被害を最小限にする”
台風対策は、農家の総力戦。
畑に泊まり込みで見回り、風が強くなる前に最後の補強作業を終えると、空を見上げて「どうか少しでも逸れてくれ」と願うしかありません。
けれど、台風を乗り越えた後に育った果実は、どこか“芯のある味”になるような気がします。
木は風を受けて余計な枝を落とし、土は叩かれて締まり、
生き残った果実は、どこか力強く、香りに深みがある――そんな印象があるんです。
それは私たち農家の気持ちの反映かもしれませんね。
「守り抜いた」「乗り越えた」その想いが、味の記憶と重なって、余計に美味しく感じるのかもしれません🙏
パッションフルーツは、決して“ほったらかし”で育つ果物ではありません。
沖縄の強い太陽、優しい風、湿った空気――それらの条件が揃ってこそ、果実は最高の仕上がりを見せてくれる。
でも、自然はコントロールできません。
だからこそ私たち農家は、日々「読む」「待つ」「備える」ことで対応していきます。
自然に“勝とう”とするのではなく、“寄り添って育てる”。
それが、沖縄でパッションフルーツを育てるということなんです🌿
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
大城農園、更新担当の富山です。
今月からブログ更新頑張っていきます!
目次
農業って、毎日が単調なように思われがちだけど、実際はまったく違います。
天気、風、気温、虫の出方、土の乾き具合――ひとつひとつが違っていて、だからこそ農家は毎日“畑と会話”しているようなものなんです🌿
とくにパッションフルーツの栽培は、自然との呼吸を大事にする作物。
その一年の流れを、沖縄の季節とともに、たっぷりご紹介しますね🌺
沖縄の冬は、本土ほど寒くはありません。でも、畑の様子はピタッと止まったように静か。
パッションフルーツの苗たちは「休眠期」に入り、成長のスピードがぐんと落ちます。
でも――農家にとっては、むしろ一番大事な仕事が始まる季節なんです🔥
夏の間にぐんぐん伸びていたツルたち。
伸びっぱなしでは日当たりも悪くなるし、風通しが悪いと病気も出やすくなる。
だから、農家は一枝一枝じっくり見ながら、
「この子は残す」「これは切る」と判断して剪定をしていきます✂️
時には迷うこともあります。
でも、植物が春にどう成長していくかを“先読み”しながら切っていく作業は、まるで盆栽職人のような感覚でもあるんですよ。
沖縄の土は“赤土(あかつち)”。
水はけがよくて根張りは良いけれど、栄養分が流れやすいという弱点もあります。
だからこそ、この時期には有機堆肥や牛ふん、微生物資材、海藻粉末なんかを混ぜ込んで、**「ふかふかで呼吸できる土」**にしていくんです🌾
鍬を入れて掘り返すと、ミミズがいて、「ああ、いい土になってきてるな」と感じる瞬間は最高です。
冬の静かな畑で、鳥のさえずりを聞きながら黙々と土を耕す。ある意味、精神的にいちばん整う時間かもしれません😊
春が来ると、畑がざわつきはじめます🌸
冷たい風が和らぎ、日中の光がじんわりと強まってくると、パッションフルーツの苗たちがいっせいに目覚めます。
小さな葉っぱが出てきて、くるくると支柱に巻きつくツルの動き――
見ていると、「植物って生きてるんだなあ」と、しみじみ感じます🍃
この時期はとにかく「観察」が大事。
☑️ 葉の色が薄くなっていないか
☑️ ツルの勢いが左右で偏っていないか
☑️ アリやアブラムシが出てきていないか
☑️ 水の吸い方が強すぎないか
ひとつひとつを見ながら、潅水量を調整したり、手で虫を取り除いたり、肥料の加減を工夫したり。
地味だけど、この“地道な手入れ”こそが、後々の実の出来を大きく左右するんです🌱
4月の終わりごろ――
畑に出ていたら、ある朝、ポン!とつぼみが開いていた。
「今年も咲いた!」
それは何度見ても感動的な瞬間。
パッションフルーツの花は、まるで南国のオブジェのような不思議な形をしています。
紫と白が織りなす花びら、中心から広がるように伸びるしべ…。
見れば見るほど、自然の芸術です。
ただし、この花の命はたった1日。
咲いたら午前中のうちに受粉作業を終わらせなければならないという、時間との勝負でもあります⏰
受粉棒を手に、花のしべに花粉をそっと移していく作業。
これを何十、何百と繰り返します。
まるで「一人一人と握手をしていく」ような、そんな作業。
「いい実がなりますように」
毎回そう願いながら、無心で花と向き合います🙏
受粉から約45日――
膨らみ始めた果実が、日ごとにずっしりと重く、色づいていきます。
最初は青くて堅い実が、だんだんと紫や黄色へ。
香りもふわ〜っと漂ってくるようになったら、もうすぐ完熟の合図!
収穫は朝のうちに。
風がまだ穏やかで、日差しがきつくなる前に、手で落ちた実を拾い集めます。
パッションフルーツは完熟すると「自然に落ちる」んです。
木から無理やりもがない。落ちるまで待つ。
これはこの果実が持つ“自然との調和のかたち”だと、私は感じています。
1個1個、ていねいに磨いて、チェックして、箱詰めしていくときのあの気持ち――
「今年もありがとう」
「いい実をつけてくれたね」
農家にしか味わえない、特別な“報われる時間”です🌞
次回もお楽しみに!